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5月15日 ぶどうの枝の会 〜近江八幡、ヴォーリズを訪ねて〜

 5月15日(木)、少し雨を心配しながらの曇り空の下、ヴォーリズ建築で有名な近江八幡に行き、ヴォーリズ建築の建物を見学し、ヴォーリズの精神に触れるフィールドワークをしました。

 ウィリアム・メレル・ヴォーリズは近江を神から託された伝道の地、神の国ととらえ、伝道に彼の生涯をささげました。ヴォーリズの働きは聖書を通しての伝道活動に留まらず、設計会社を設立し、各地に西洋建築を建築したことで、今もその名が残り知られるようになりました。また、メンソレータム(現在はメンタームという名称)で有名な製薬会社(近江兄弟社)、病院(ヴォーリズ記念病院)、学校(近江兄弟社学園)など、ヴォーリズと彼と共に働きを担った人々によって、幅広く活動が行われました。近江八幡を神の国としようと神の国の種を蒔き、その種が多くの協力者によって育てられていった様子を今回お聞きし、また近江八幡の地でほんのその一部を垣間見ることができました。ヴォーリズ記念館に掲げられている「神の国」と書かれた書や、彼のサインに添えられている「○」の中に書かれた「・」のマークをあちらこちらで目にしましたが、ヴォーリズが神の国をどのようにとらえていたか、またイエスの弟子としてそれを実現しようとしていたその力強い信仰を知ることができ、感動を覚えました。

 私たちも形に捕われず、いろいろなところで神の国の実現に関わることができるのだということを教えられ、新たな思いを与えられた一日となりました。

 時間的にあわただしいスケジュールでしたが、近江八幡の特産物のお惣菜のついたお昼ご飯をいただき、近江八幡と言えば欠かせないバームクーヘンもお土産に買って帰ることができました(大満足!)。