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ミナト神戸の寺院巡り

 当教会の神田健次牧師が執筆者の一人である『ミナト神戸の宗教とコミュニティー』(関西学院大学キリスト教と文化研究センター編)を道案内にして、神戸の北野周辺、元町周辺にある教会、寺院を巡り歩いてみました。神戸は外国人居留地が置かれた場所で、現在も当時の異人館が残っていて、これは訪れる人も多い観光名所です。外国人が神戸に住むようになると、彼らのコミュニティーにとって大切な宗教施設(信仰の拠り所)も建てられました。前述の本に紹介されている寺院すべてを回ってみることは出来ませんでしたが、北野坂近辺を歩くだけでもとても興味深い寺院、教会に出会うことが出来ます。こんなに近い距離に様々な宗教寺院が共存しているのが驚きです。異人館巡りより、もっとマニアックでたのしい寺院巡りです。

それから、各国のおいしいものも食べられるのが神戸のよさで楽しみの一つです。でも時に、「シェフがお祈りに行ったので今、作れないんです!」と言われることもあるかも。(これは私が体験したほんとのはなし。)

それと、本の中で神田牧師が書いておられますが、元町商店街にはコーヒー豆を1878年(明治11年)に販売したお茶屋さん「放香堂」も営業しています。(現在は日本茶しかないかもしれませんが。)カフェ探しもいいですね。私は元町商店街にある「はた珈琲店」でひとやすみをしました。ウェッジウッドのカップで珈琲を出してくれました。

神戸に興味のある方、詳しく知りたい方は、ぜひ前述の本を読んでみてください。まだまだ知らない神戸に出会えるでしょう!